【アンティーク初心者にもおすすめ】10万円台から狙える、オメガ 30mmキャリバー

2024/10/04
by 堀内 大輔


精度の高さで他の追随を許さなかった1940年代のオメガは、1946年のキュー・テディントン天文台コンクールで、当時の史上最高得点を叩き出した。そのときに出品されたムーヴメントが、伝説の30mmキャリバーだ。

その名が示すように、当時の規定サイズ最大値だった直径30mmのムーヴメントで、他社もほぼこの同じサイズで出品していたが、オメガの秀逸さはトップクラス。メンテナンス性・安定性の高いシンプルな設計でありつつ、その技法は教科書どおりの理にかなったもので、オメガを代表するムーヴメントとして、ロングセラーとなった。


30mmキャリバーには様々な派生が存在するが、上位機種となるとしっかりクロノメーター認証を受けていた。ブリッジや地板、歯車はきれいに鏡面仕上げと面取りが施されており、カッパーメッキのトーンも美しい。
加えて30mmキャリバーは市場流通数も比較的多く、耐久性の高さも相まって、いまでも良質な個体を探しやすい。安心して使えるうえに価格もこなれているモデルだけに、アンティーク初心者にも自信をもっておすすめできる。


[オメガ 30mmキャリバー ハニカムダイアル]


ハニカムダイアルにくさび形のインデックスを合わせたクラシカルなデザインで、使用状態が良かったのか、クリームトーンのダイアルには染みなどもなく極上のコンディションだ。搭載されているのは30mmキャリバーとしては最後期となるCal.286(いわゆる“T6”と呼ばれる世代で、シーマスターなどにも使われていた)だが、それだけに設計は熟しており、インカブロック(耐衝撃機構)を備えており実用性が高い。大振りのパーツに施されたカッパーメッキの色味も美しく、オメガ最盛期の栄華を感じさせる逸品だ。

【商品詳細】SS(33mm径)。手巻き(Cal.286)。1960年代製。39万6000円。取り扱い店/プライベートアイズ

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[オメガ 30mmキャリバー]

弾丸型と呼ばれるインデックスが搭載され、ホワイト&シルバーのルックスは素っ気ないほどシンプルだ。だがそれだけにクセがなく、デイリーユースにも適している。搭載されているムーヴメントは、チラネジなしのスムーステンプを採用したCal.285で、1950年代後期に多く製造された。当時はランチェロなどにも使われており、オメガでは信頼性が高いムーヴメントであったことがうかがえる。ケースエッジもまだしっかりしており、長く楽しめそうな個体だ。30mmキャリバーはこうしたシンプルなモデルなら、10万円台でもおもしろい個体を探すことができる。

【商品詳細】SS(34.5mm径)。手巻き(Cal.285)。13万2000円。取り扱い店/セコンド
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[30mmキャリバーだけじゃない。オメガのほかのモデルをチェック!]



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