Detail
─ 1940年代 技術の頂点 ─
30mmキャリバーを搭載した、オメガの歴史的なモデル。
スウェーデン政府の発注により国民へと届けられた、特別な一本。
裏蓋には「SUVERAN」の刻印。
その刻印が、この時計の背景を物語ります。
─ 軍用の意匠、民の手へ ─
グレーのダイヤルに浮かぶ、
ローマンインデックスと美しく灼けた夜光の針。
ミリタリーの設計思想が、民間仕様に溶け込んでいます。
針は大ぶりで 視認性に優れており、
機能が造形となり、造形こそが語りの種となっております。
─ 下地に宿る技巧 ─
ロゴ、ミニッツトラック、インダイアル。
そのすべてが下地出し技法によるもの。
細部にまで手が入り、静かな技巧が息づいている。
─ 手元に宿る精度 ─
搭載キャリバーは耐震装置付きのCal.30T2PC。
Cal.30T2の後継機であり、オメガ初の耐震装置搭載機。
天文台クロノメーター競技の規定に基づき開発された背景を持ち、
オメガの技術的頂点の一つとされます。
