Detail
ヴィンテージの美学、トリプルカレンダー。
ゴールドのアルファハンド、
三角ポインターの秒針、
ロリポップのデイト針。
国内では滅多に見られないエキゾチックな意匠が
この一本に息づいております。
ダイヤルは均一に焼けた趣のあるエイジング。
赤と青のプリントは鮮やかに残り、
針の輝きも衰えず、 33mmという絶妙なサイズ感が、
手元に馴染む美しさを演出。
肉厚な18K750無垢のイエローゴールドケース。
ケースサイドとラグに施されたステップデザインが、
圧倒的な存在感を放ち、
ラグのファセットを美しく残したコンディションは、
70年以上の時を経たとは思えぬほど。
ケース裏蓋には"FB刻印"。その歴史を物語る証。
世界初のねじ込み式防水ケースバック構造を特許申請した
フランソワ・ボーゲルの製造品。
ロレックスがこの特許を買収し、
オイスターケースを生み出したことでも知られ、
Patek Philippe Ref.1463 "Tasti Tondi"や
Ref.565にも刻まれる由緒ある刻印。
鼓動するのは、MOVADO製 Cal.470。
スポーツモデルではカルティエ、クロノグラフではゼニス、
トリプルカレンダーではティファニーへと
技術提供を行った実力派ブランド。
当時のマニュファクチュールとしての勢いを感じさせる逸品。
