【80年代に日本でも大ヒットしたロレックス・バブルバック】そのレアモデルとして知られる“フーデッド”って?

2025/01/30
by 堀内 大輔

世界ではじめて防水ケースと自動巻きムーヴメントを搭載した腕時計として知られるロレックスの通称“バブルバック”。愛称の由来は、厚みのあるムーヴメントを納めるために裏ブタが泡のように膨らんでいたからである。
小振りで愛らしいフォルムのケースに加え、デザインのバリエーションも非常に豊富だったことから、日本では1980年代後半に爆発的人気を博した。

先述のとおり、多くのバリエーションが展開されたバブルバックのなかでもレアモデルのひとつに数えられるのが、今回取り上げている“フーデッド”と呼ばれる(ヨーロッパではカバードと呼ぶ)独特な形状のラグを備えたバブルバックRef.3065だ。
一説には、このフーデッドラグは、ラグとベルトにできる隙間を隠して少しでも美しく見せようと考案されたといわれており、1939年頃に登場。さらに33年に商標登録されたロレゾール(ステンレススチールとゴールドのコンビケース)仕様であることにも注目したい。

しかし、このフーデッドは発売当時はあまり人気が奮わず、生産数自体も極めて少なかったといわれる。そのため、現在は希少モデルとして珍重されているというわけである。

【商品詳細】Ref.3065。SS×YG(32mm径)。自動巻き。1940年代製。178万円。取り扱い店/ムーンフェイズ ショップページに移動


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