【海外メーカーにも引けを取らない外装クオリティ!】セイコーが生み出した高機能ラグジュアリーウオッチ

2025/09/11
by 菊地 信

今回紹介するのは、1980年代に製造されたセイコー クレド―ル KZH 014だ。ウオッチデザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタが手掛けたクレドール ロコモティブを思わせるようなブレスレットデザインが特徴的だ。


スリムかつコンパクトなフォルムでありながら、楕円形のガラス風防や14金YG製ベゼルの立体的な造形が、力強さを感じさせる。ムーヴメントはクォーツ式のため、比較的細身の針が取り付けられているが、剣を思わせるような根元を絞ったフォルムが、造形全体に奥行きをもたらしている。どこか乗り物を連想させるディテールが、一体型ブレスレットと組み合わさることで、よりいっそうスポーティーな印象を際立たせている。

【自動巻きクロノグラフ黎明期のムーヴメントを搭載!】ミリタリーテイストな色使いのパイロットウオッチ

2025/09/10
by 菊地 信

今回紹介するのは、1960年代後半から1970年代後半頃まで製造されていたブライトリングのナビタイマー クロノマチックだ。

1969年、かつて量産化は非常に困難とされていた自動巻きクロノグラフを、スイスと日本の時計メーカーが一斉に発表した。ブライトリングもその中の一社であり、ホイヤーを中心に、レオニダスやマイクロローター式の自動巻きを得意とするビューレン、そしてその親会社であるハミルトン、さらにクロノグラフ機構に長けたデュボア・デプラらが協力し、共同で開発・製造を行っていた。

【普通のクラシックなドレスウオッチじゃない⁈】高耐磁性能を備えた実用性重視の自動巻き腕時計

2025/09/09
by 菊地 信

今回紹介するのは、1960年代に製造されたIWC インヂュニアの第2世代モデルだ。インヂュニアは、第2次大戦中、軍用時計として製造されたマークシリーズで得られた耐磁技術を民生品に転用し、高い耐磁性能を与えられたシリーズなのだ。

強い磁気にさらされる技術者をターゲットに開発された高い耐磁性能を備えたモデルであり、現在でもIWCの主力コレクションとして展開されている。特に、70年代以降にウオッチデザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタが手掛けたブレスレット一体型のデザインが特徴的なモデルから、この名前を知ったという人も多いかもしれない。

【まるで波打つ海面のような模様のロレックス!】爽やかなブルーダイアルに注目

2025/09/08
by 菊地 信

今回紹介するのは、1970年代に製造されたロレックス オイスターパーペチュアルデイト Ref.1500だ。時計愛好家の間では超定番のモデルであり、平凡過ぎるという意見も見られるものの、安定した性能とトータルバランスに優れた設計から、実用的なアンティークウオッチとして高い評価を得ている。

そんなオイスターパーペチュアルだが、バリエーションは豊富に展開されており、なかにはユニークな文字盤デザインも存在する。
ここで取り上げるのもそのひとつで、爽やかなブルーに波打つ海面のような模様の入った通称“ブルーミストダイアル”だ。細やかな模様と光の加減によって色味や表情が変化するのが特徴になっている。晴れた屋外や曇り空、室内灯など、それぞれの光源によって文字盤の変化を楽しめるため、飽きのこないデザインと言えるのではないだろうか。文字盤や針、インデックスには目立った傷や腐食は見られず、比較的良好な状耐を保っている点も見逃せない。

【まるでレーシングカーのようなライン入りの文字盤が特徴的】1960年代に誕生した本格防水スポーツウオッチに注目

2025/09/05
by 菊地 信

今回紹介するのは、1960年代後半に製造されたとされるティソ T12 デイデイトだ。

この時計を見た際に、まず目につくのが、深いブルーの文字盤中央部分に引かれたシルバーのラインだろう。3時から9時位置をつなぐライン上には、デイデイト表示とメーカロゴが配置されており、幾何学的なレイアウトが同時代の自動車に採用されていたダッシュボードを思わせる。深みのあるブルーに赤字の“T12”がよく映える、スポーティーなデザインが個性的だ。また、ロゴやカレンダー表示を直線上に配置することで視認性を向上させる工夫もこのモデルならではの魅力と言えるだろう。

【オメガやIWCだけじゃない】10万円以下で購入できる隠れた名作実用時計

2025/09/04
by 菊地 信

ロレックスやオメガ、IWCなど、名だたる時計ブランドはその実用性や信頼性から高い価値を見出され、アンティーク愛好家たちの間ではいまなお高値で取引されている。
だがしかし、汎用ムーヴメントの採用や他社との協力開発によって良質な製品を生み出し、手ごろな価格帯で人知れず生き残り続けてきた傑作時計も数多く存在する。そこで今回は、マイナーだが確かな品質を備えた、隠れた名作シリーズを紹介する。

ドレス系からスポーツ系まで!【どんなジャンルがお好みですか?】個性的な手巻き時計3選

2025/09/03
by 菊地 信

皆さんは手巻き時計というと、どのような形の時計を思い浮かべるだろうか。

懐中時計やレクタンギュラーケース、防水の効いたオイスターケース(ロレックス)やトレタケ(ロンジン)など、その人の好みによって思い浮かべる形状は様々だろう。いまとなっては一部の高級メーカー以外ではほとんど製造されることのなくなってしまった手巻き時計だが、アンティーク市場に目を向けると、幅広いジャンルとデザインの手巻き時計が数多く存在する。

そこで今回は、編集部が注目する、様々なデザインの手巻き時計とその魅力について紹介しよう。

【程よく焼けたハニカム文字盤が魅力的!】オイスターケースを採用したチューダーの手巻き時計

2025/09/02
by 菊地 信

今回紹介するのは、1950年代に製造されたチューダーのオイスター Ref.7934だ。1950年代に流行し、チューダーのみならずロレックスやオメガなど、多くのメーカーが採用したハニカム文字盤を備えたモデルである。経年変化によって程よく焼けた文字盤が、アンティークウオッチらしい独特の風合いを漂わせる。加えて、気密性の高いオイスターケースを採用していたためか、時分針やインデックスには腐食やサビが見られず、非常に良好なコンディションを保っている。

【文字盤に記された“MEISTER”の意味とは?】オメガを代表するシーマスターの自動巻きモデル

2025/09/01
by 菊地 信

今回紹介するのは、いまなおオメガの腕時計を代表するモデルとして名を馳せる、シーマスターのクロノメーターモデルだ。本個体は1970年代に製造されたもので、直線と平面で構成されたモダンな雰囲気のケース形状が特徴的だ。1950〜60年代に見られた、曲線的で太いラグを強調したデザインから一新され、先代モデルの力強さを継承しつつ、現代的かつスタイリッシュな意匠へと昇華されている。

時分針は、黒のペイントと夜光塗料を施したペンシル形へと変更され、視認性もいっそう向上している。文字盤はドレスウオッチらしい上品さを備えながらも、防水性能を有するケースがもたらすスポーツウオッチ特有のタフな印象が融合しており、このコンセプトの一貫性こそが、シーマスターが多くの支持を集めてきた理由のひとつと言えるだろう。

国内屈指の在庫本数を誇る東京・中野の腕時計専門店「JACKROAD」が、9月1日(月)より「Vintage watch fair」を開催!

2025/09/01
by 堀内 大輔

時計販売の激戦区として、ここ数年国の内外を問わず、時計愛好家からの熱視線を送られている東京・中野ブロードウェイ。この周辺エリアの人気を牽引しているのが創業38年目を迎えた老舗時計店JACKROAD(ジャックロード)だ。
同店の最大の強みは、現行の最新&人気モデルから、お買い得なUSED、さらにはすべてが一点モノの希少なヴィンテージ時計までも網羅し、常時7000本強の圧倒的な在庫本数を誇る点である。
特にすべてが一点モノのヴィンテージウオッチだけでも1500点は下らない充実ぶり。そんなJACKROADが、9月の1カ月間にわたって【Vintage Watch Fair】を開催する。ヴィンテージウオッチのラインアップがいつも以上に充実する特別なキャンペーンで、ヴィンテージウオッチが全品5%OFFの大盤振る舞いだ。
気になるフェアの内容は、下記のとおり。詳しくは公式webサイトをチェックしてみてほしい。

■キャンペーン名:【Vintage Watch Fair】~ほしいのは、自分の美意識を語る時計~
■開催期間:2025年9月1日(月)~9月30日(火)
■対象商品:ヴィンテージの腕時計商品すべて
■割引率:5%(※商品単価の上限なし)

■イベントページのURL
ジャックロード
https://www.jackroad.co.jp/sho...
※隣接するレディースウオッチ専門店(姉妹店)BETTYROADでも同時開催!
ベティーロード
https://www.bettyroad.co.jp/sh...